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  • 「スーパーなまず」等 香川県高松市の緊急地震速報 受信機 販売代理店

● 緊急地震速報とは

地震の発生直後に、震源に近い地震計で捉えた地震波を素早く解析して、
震源の位置や地震の規模を推定し、各地における主要動の到達時刻や震度を予想し、
可能な限り素早く知らせるシステムが、気象庁の緊急地震速報です。

2004年2月  行政機関、交通機関などで希望する機関に対して、試験的な提供を開始
2006年8月 限られた分野で希望する企業などに対して、先行的な提供を開始
2007年10月1日 国内ほぼ全域、全ての人に対して本運用が開始

 

 

● 緊急地震速報のしくみ

地震が発生すると、伝播速度が速いP波(初期微動)と、
伝播速度は遅いが振幅の大きいS波(主要動)
という2つの地震波が同時に発生します。
地震波はまずスピードの速いP波が到達してから、遅いS波が到達します。

地震の被害をもたらすのは主に後から伝わってくるS波(主要動)によるものですので、
このP波とS波の速度の差を利用して、先に伝わってくるP波(小さな揺れ)を
全国の地震計で捉え、 S波(大きな揺れ)が伝わってくる前にお知らせすることが可能となります。

緊急地震速報 しくみ図
                               (↑気象庁ホームページより)
 

「P波とS波」 解説(Jコーポレーション)

「震度とマグニチュード」 解説(Jコーポレーション)

 

 

● 2種類の緊急地震速報

緊急地震速報と呼ばれるものは2種類存在します。

1.高度利用者向け緊急地震速報(予報)

2004年2月~
一定の基準を超える地震が発生した場合に、各地点で予想される震度や、
大きな揺れ(主要動)の到達予想時刻などを発表するものです。
・主に専用受信装置で受信します。
・1点の地震計が反応すると同時に、解析を開始し発表します。
 その後2点、3点と観測情報が増えるにつれて予測精度も上がり
 次々と更新データを発表します。
 誤報の可能性も考えられますが、より早くお知らせできるため
 間に合わない地域は少なくなります。
・設置した地点での予想震度と地震到達までの時間をお知らせできるため、
 揺れの大きさと猶予時間に応じた安全確保、退避行動が可能です。
                     報知パターン 

高度利用者向け緊急地震速報 受信装置  スーパーなまず画像 デジタルなまずV2画像 スーパードラゴン

 

2.一般向け緊急地震速報(警報)

2007年10月~
最大震度が5弱以上と予想される場合に、強い揺れが予想される地域名を発表するものです。
・一般にテレビ・ラジオや携帯電話などで見聞きする緊急地震速報はこの「警報」にあたります。
・2点以上の地震計が反応してから解析を開始するため、誤報はほとんどありませんが
 発表するタイミングは遅くなり、間に合わない地域が増える傾向にあります。
                      報知パターン一般

 

一般向け緊急地震速報 受信装置  デジタルもぐら画像 モバイルもぐら画像

 

 

● 配信経路

 

配信経路図1
                                 (Jコーポレーション)

 

 

 

緊急地震速報を発表してから主要動が到達するまでの時間は、長くても数秒から数十秒と短く、
直下型地震のような震源に近いところでは情報が間に合わないことがあります。

また、地震発生直後のごく短時間のデータだけを使った情報であることから、
予測された震度に誤差を伴うなどの限界もあります。

緊急地震速報を適切に活用するためには、このような特性や限界を十分に理解してからご利用下さい。